指導者(リーダー)はこうして育つ——フランスの高等教育 グラン・ゼコール
柏倉康夫 著
ISBN:978-4-905497-01-1、四六判並製、248頁、本体価格1,900円、2011年刊
フランスではどんな教育が行われているのか。社会はリーダーをどう育てるか。『エリートのつくり方』(ちくま新書、1996年)を大幅改訂。フランスにおける教育制度やその背景を歴史的視点で理解するための格好の書。バカロレアについても詳説。
【著者】柏倉康夫(かしわくら・やすお)
放送大学名誉教授。1939年東京生まれ。東京大学文学部フランス文学科卒業。NHK解説主幹、京都大学大学院文学研究科教授、放送大学教授・副学長・付属図書館長などを歴任。フランス共和国国家功労勲章シュヴァリエを叙勲。著書に『マラルメ探し』『生成するマラルメ』『アンリ・カルティエ=ブレッソン伝』『敗れし國の秋のはて 評伝堀口九萬一』『評伝梶井基次郎 視ること、それはもうなにかなのだ』など。
【目次】
まえがき
第1章 フランスの小、中学生
第2章 中等教育修了と大学入試
第3章 準備学級
第4章 歴史は200年前にさかのぼる
第5章 体制か反体制か
第6章 異色の卒業生
第7章 三人の文学者
第8章 戦争そして戦後
第9章 グラン・ゼコールの生活
第10章 二一世紀の知をもとめて
第11章 現代の「ノアの方舟」
あとがき
【書評・紹介】
●≪日本図書館協会選定図書≫
●『産経新聞』(2011年10月23日)
●『日本経済新聞』(2011年11月13日)
●『出版ニュース』(2011年11月上旬号)