庭園の五人の子どもたち――アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリとその家族のふるさと
シモーヌ・ド・サン=テグジュペリ 著 谷合裕香子 訳
ISBN:978-4-905497-05-9、 四六判上製、276頁、本体価格2,400円、2012年刊
世界中で読み継がれる『星の王子さま』の原点がここにある。いつまでも子どもの心を持ち続けた作家、アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの幼少期が、実姉シモーヌの巧みな筆致と豊富な写真によって生き生きと描かれる。
【著者】シモーヌ・ド・サン=テグジュペリ (1898年~1978年)
『星の王子さま』で知られるアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの実姉。フランスの国立古文書学校を卒業し、古文書学者としてフランス本国及び当時の仏領インドシナで古文書管理業務に従事。フランス帰国後は、弟アントワーヌの作品の保護と管理に尽力。
【訳者】谷合裕香子 (たにあい・ゆかこ)
1971年生まれ。中央大学文学部文学科仏文学専攻卒。7年間の市役所勤務の後、翻訳業に従事。
【目次】
第1部 幼年時代のふるさと
庭園の五人の子どもたち
ド・トリコーのおばさま――サン=モーリス城の主人
お屋敷――〈宝物〉を秘めた家
遊び――動物とのふれあい・言葉遊び
お芝居――アントワーヌは名役者
テーブル・ターニング――不思議な現象
マドモアゼル――わたしたちの教育係
復活祭のヴァカンス――〈3月25日のマロニエ〉
第2部 サン=モーリスで過ごしたある夏
いざ、サン=モーリスへ
アントワーヌと白ねずみ
聖書のお話の時間
言葉当て遊び
弟たちの手づくり散水器とすてきな菜園
猛暑―川への水くみ
サン=モーリスの神父さま
失くした時計
第3部 青年期に入って
【書評・紹介】
《日本図書館協会選定図書》(第2813回 平成24年5月9日選定)
●『北海道新聞』、『西日本新聞』
●時事通信配信・『信濃毎日新聞』(2012年5月13日)
●『出版ニュース』(2012年5月中・下合併号)
●『サライ』(2012年8月号)
●『図書新聞』(2012年8月18日)