宇垣一成と戦間期の日本政治――デモクラシーと戦争の時代
高杉洋平 著
ISBN:978-4-905497-28-8、四六判上製、322頁、本体価格3,900円、2015年刊
宰相への道を封じられた軍人政治家・宇垣一成の政治・外交指導を多角的に分析。
宇垣の実像に新進気鋭の研究者が迫る!
【著者】高杉洋平(たかすぎ・ようへい)
昭和54(1979)年生まれ。中学校卒業後、海上自衛隊生徒(41期)を経て國學院大學文学部史学科卒業、同大学院法学研究科博士課程後期満期退学。宮内庁書陵部編修課(非常勤)を経て同上大学院再入学、同修了。博士(法学)。
【目 次】
序 論
第Ⅰ部 「軍縮」の時代
第1章 宇垣軍縮の再検討
第2章 満州事変と第二次軍制改革
第Ⅱ部 宰相への道
第1章 「宇垣時代」の陸軍派閥対立再考
第2章 宇垣一成と「統帥権独立」の政治論理
第3章 宇垣「流産」内閣の組閣過程
第Ⅲ部 戦争の時代
第1章 宇垣一成と日中戦争の全面化
第2章 「宇垣外交」の構想と蹉跌
結 論
宇垣一成関係年表
あとがき
人名索引
【書評・紹介】
●『日本歴史』(2016年5月号)、評者:望月雅士氏