イギリス近世・近代史と議会制統治

青木康 編著
執筆者=仲丸英起、松園伸、辻本諭、薩摩真介、一柳峻夫、金澤周作、川分圭子、水井万里子、君塚直隆、ジョナサン・バリー
ISBN:978-4-905497-38-7、A5判上製、330頁、本体価格4,000円、2015年刊

15世紀末から19世紀前半の英国議会の動きを専門家が多角的に分析。
【目次】
序  (青木 康)
第Ⅰ部  代表制議会
 A 議席配分と地域代表
第1章 近世コーンウォルにおける下院議員の選出様態――数量的分析(仲丸英起)
第2章 18世紀イングランド西部の下院議員――議員と選出区の関係をめぐって(青木 康)
第3章 スコットランド代表議員の政治的機能(1707年-1747年)
――合同以前のスコットランド身分制議会との関連において(松園 伸)
 B 議員選出の実態
第4章 王政復古期における五港統治と下院議員選挙(辻本 諭)
第5章 ブリジウォータの都市自治体と1780年総選挙(青木 康)
第Ⅱ部  海洋帝国の議会
第6章 私掠と密輸――九年戦争期のイングランドにおける捕獲物関連制度の改革と議会、王権(薩摩真介)
第7章 ジャリット・スミス――ブリストルの下院議員(一柳峻夫)
第8章 18世紀イギリスにおける海難者送還システムと議会制定法(金澤周作)
第9章 減税か賠償か――イギリス議会と奴隷制廃止をめぐる議論 1823-1833年(川分圭子)
第Ⅲ部  議会制統治の外縁部
第10章 近世イギリスのスタナリ議会――すず鉱業地域利害の調整と回路の検討(水井万里子)
第11章 アルバート公によるコーンウォル公領の経営改善と議会政治(君塚直隆)

コメント――選挙区と利害 (ジョナサン・バリー)

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 【書評・紹介】
●『史學雑誌』第126編第2号(2017年2月)、評者:井内太郎氏
●『法制史研究』66(2016年)、評者:戒能通弘氏