アメリカ占領期の沖縄高等教育――文化冷戦時代の民主教育の光と影
溝口聡 著
ISBN:978-4-905497-73‐8、四六判上製、200頁、本体価格:2,200円、2019年刊
沖縄の占領統治において、大学教育はどう位置付けられたのか。冷戦はいかなる影響を及ぼしたのか。
琉球大学の設立、発展の経緯を丹念に分析。
【著者】溝口 聡(みぞぐち・そう)
1982年千葉県生まれ。2005年立教大学文学部卒業。2010年ケント州立大学歴史学部より修士号(M.A.)取得。2013年立教大学法学研究科博士課程後期課程単位取得退学。2018年ミシガン州立大学歴史学部より博士号(Ph.D.)取得。現在、立教大学法学部政治学科助教。
主著 “Narratives of the Early Stage of American Occupation in Okinawa,” Japan Studies Review Vol. 22 (2018)、「カーター外交とパキスタン 1977-1980:人権、核拡散、新冷戦をめぐる政策調整問題」『立教法学』第96号(2017年)など
【目次】
はじめに
第1章 沖縄戦後初期統治政策の形成と変容
第2章 東アジア文化冷戦と戦後沖縄教育政策
第3章 ミシガン・ミッションと冷戦期の教育政策
第4章 冷戦教育政策の終焉とミシガン・ミッション
おわりに
【書評・紹介】
●『沖縄タイムズ』(2019年5月18日)