時代の変わり目に立つ――平成快気談

御厨貴 著
ISBN:978-4-905497-84‐4、四六判並製、200頁、本体価格:1,700円、2020年刊

平成から令和への代替わりの時期、政治史学の泰斗は何を思い、語り、書いてきたのか。2018~19年に行なわれた講演、対話、各紙誌への寄稿などを幅広く収録。


【著者】御厨 貴(みくりや・たかし)
東京大学先端科学技術研究センター客員教授、サントリーホールディングス(株)取締役、サントリー文化財団理事、ひょうご震災記念21世紀研究機構研究戦略センター長、東京大学・東京都立大学名誉教授。1951年東京都生まれ。東京大学法学部卒業。ハーバード大学客員研究員、東京都立大学教授、政策研究大学院大学教授、東京大学教授、放送大学教授、青山学院大学特任教授などを歴任。
著書に、『政策の総合と権力』(東京大学出版会、サントリー学芸賞受賞)、『馬場恒吾の面目』(中公文庫、吉野作造賞受賞)など多数。
「東日本大震災復興構想会議」議長代理、「くまもと復旧・復興有識者会議」座長代理、「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」座長代理などを務めた。また、2007年から2018年までTBSテレビ『時事放談』の司会も務めた。専門は日本政治史、オーラル・ヒストリー、公共政策、建築と政治。博士(学術、東京大学)。2018年、紫綬褒章受章。


【本書のおもな内容】
 
時代をつかむ――講演
 
明治150年と平成30年
ポスト平成とは何か
平成30年の意味
 
その他エセー(「昭和最後の日」「平成が終わる」)
  
 
時代と向き合う――語りと対話
 
東京を「広場」と「壁」から考える――大都市における権力と空間
『時事放談』でふれた「生の政治」
変化した“政治家気質”
梯久美子さんと語る2019年「継承」の年
松原隆一郎さんと語る令和の国会
 
その他エセー(「岸信介の椅子」「「災後」七年」「象徴天皇としてのお務めの意味」「日野啓三さんの思い、今なら分かります」)
 
 
時代を懐かしむ――未来へ
 
新境地を求め続けて
銀座の街と「ワイガヤ」
 
その他エセー(「おやじの背中」「ラジオとの再会」「小劇場から世界へ」)


【書評・紹介】
●『毎日新聞』(2020年2月23日)「今週の本棚」
●『産経新聞』
●『毎日新聞』(2020年1月21日夕刊)