外交回想録 竹下外交・ペルー日本大使公邸占拠事件・朝鮮半島問題

寺田輝介 著
服部龍二/若月秀和/庄司貴由 編
ISBN:978-4-905497-90-5、四六判上製、400頁、本体価格:3,800円、2020年刊

駐韓大使、駐メキシコ大使、外務報道官、中南米局長などの要職を歴任した著者が振り返る〝外交現場〟
「ペルー人質事件」の真相に迫る!  ゲリラとの交渉、フジモリ大統領への直接要請……


【著者】寺田 輝介(てらだ・てるすけ)
1938年生まれ。東京大学法学部卒、1962年外務省入省。
竹下内閣総理大臣秘書官、中南米局長、外務報道官、駐メキシコ大使、KEDO担当大使、日朝国交正常化担当大使、駐韓大使等を歴任。2003年退官。
 
【編者】
服部龍二(はっとり・りゅうじ)
中央大学総合政策学部教授
1968年生まれ 神戸大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学 博士(政治学)
〔主要業績〕
『増補版 幣原喜重郎──外交と民主主義』(吉田書店、2017年)、『外交を記録し、公開する――なぜ公文書管理が重要なのか』(東京大学出版会、2020年)、Eisaku Sato, Japanese Prime Minister, 1964-72: Okinawa, Foreign Relations, Domestic Politics and the Nobel Prize (translated by Graham B. Leonard, London: Routledge, 2020)
 
若月秀和(わかつき・ひでかず)
北海学園大学法学部教授
1970年生まれ 立教大学法学研究科博士後期課程修了 政治学博士
〔主要業績〕
『冷戦の終焉と日本外交――鈴木・中曽根・竹下政権の外政 1980~1989年』(千倉書房、2017年)、『大国日本の政治指導 1972~89』(現代日本政治史4)(吉川弘文館、2012年)、『「全方位外交」の時代――冷戦変容期の日本とアジア・1971-80年』(日本経済評論社、2006年)
 
庄司貴由(しょうじ・たかゆき)
三重大学教養教育院特任講師
1982年生まれ 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程修了 博士(政策・メディア)
〔主要業績〕
『自衛隊海外派遣と日本外交――冷戦後における人的貢献の模索』(日本経済評論社、2015年)、「ソマリアPKO派遣構想の挫折――第二次国連ソマリア活動(UNOSOMⅡ)参加と外務省」(『年報政治学』2019-Ⅱ(2019年12月))


【目次】
第1章  内政志向型宰相の外交を支えて――竹下内閣総理大臣秘書官(1987~1989年)
第2章 「二つのD」――外務省中南米局長(1992~1993年)
第3章 日墨交流と在ペルー日本大使公邸占拠事件――駐メキシコ大使(1995~1998年)
第4章 分断国家のはざま――KEDO担当大使、日朝国交正常化担当大使、駐韓大使(1998~2003年)


《正誤表のご案内》
正誤表LinkIcon


【書評・紹介】
●『東京新聞』(2020年12月5日)、評者:御厨貴氏・政治学者