戦後沖縄の政治と社会――「保守」と「革新」の歴史的位相
平良好利・高江洲昌哉編
ISBN:978-4-905497-99-8、四六判上製、330頁、本体価格2,700円、2022年刊
【編者・執筆者】
平良 好利(たいら・よしとし)
中京大学総合政策学部准教授。1972年生まれ。法政大学大学院社会科学研究科博士後期課程修了、博士(政治学)
高江洲 昌哉(たかえす・まさや)
神奈川大学等非常勤講師。1972年生まれ。神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科博士後期課程修了、博士(歴史民俗資料学)
小濱 武(こはま・たける)
沖縄国際大学経済学部経済学科講師。1986年生まれ。東京大学大学院農学生命科学研究科農業・資源経済学専攻博士課程修了、博士(農学)
秋山 道宏(あきやま・みちひろ)
沖縄国際大学総合文化学部准教授。1983年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了、博士(社会学)
小松 寛(こまつ・ひろし)
成蹊大学アジア太平洋研究センター主任研究員。1981年生まれ。早稲田大学大学院社会科学研究科博士後期課程単位取得退学、博士(学術)
川手 摂(かわて・しょう)
後藤・安田記念東京都市研究所主任研究員。1979年生まれ。国際基督教大学大学院行政学研究科博士前期課程修了、博士(法学)〔北海道大学〕
櫻澤 誠(さくらざわ・まこと)
大阪教育大学教育学部准教授。1978年生まれ。立命館大学大学院文学研究科博士課程後期課程修了、博士(文学)
【目次】
第1章
反共社会の形成と反米政党の活動――人民党への支持と活動を事例にして【高江洲昌哉】
第2章
沖縄と外資――外資政策の展開と拒絶の論理【小濱 武】
第3章
日本復帰後沖縄の「豊かさ」をとらえる視座――社会経済変容と保守系総合雑誌に着目して【秋山道宏】
第4章
沖縄県による自治体外交と中台問題 【小松 寛】
第5章
沖縄県庁の幹部人事――「保革の論理」と「行政の論理」の交錯 【川手 摂】
第6章
沖縄の政党政治と中央・地方関係――日本復帰から現在まで【平良好利】
第7章
「オール沖縄」・翁長県政とは何だったのか 【櫻澤 誠】
【書評・紹介】
●『歴史評論』(2024年1月号、第885号)、評者:野添文彬氏(沖縄国際大学准教授)
●『同時代史研究』(同時代史学会)第16号(2023年)、評者:明田川融氏(法政大学教授)
●『外交』(第72号、2022年3、4月号)、新刊案内コーナー
●『琉球新報』(2022年4月3日)、評者:黒柳保則氏・沖縄国際大教授
●『沖縄タイムス』(2022年3月5日)、評者:長元朝浩氏・ジャーナリスト
●『都市問題』(2022年2月号)、新刊紹介コーナー