丸山眞男への道案内 補訂普及版(2025年6月刊行)
都築勉 著
ISBN:978-4-910590-28-8、四六判並製、328頁、本体価格:2,600円
初版刊行から12年。新たに「今、丸山眞男を読む意味」を加えた補訂普及版。
戦後80年の今、丸山の思想から何を学ぶか。
激動の20世紀を生き抜いた知識人・思想家の人、思想、学問を丹念に考察する。
丸山の「生涯」を辿り、「著作」をよみ、「現代的意義」を考える三部構成。
【著者】
都築 勉(つづき・つとむ)
1952年東京生まれ。1978 年東京大学法学部卒業。1985 年東京大学大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学。信州大学教養部専任講師。1988 年同助教授。1995 年同経済学部助教授。1997年同教授。2018 年同名誉教授
著書に『戦後日本の知識人――丸山眞男とその時代』(世織書房、1995 年)、『政治家の日本語』(平凡社新書、2004 年)、『政治家の日本語力』(講談社+ α文庫、2009 年)、『丸山眞男、その人』(世織書房、2017年)、『おのがデモンに聞け――小野塚・吉野・南原・丸山・京極の政治学』(吉田書店、2021 年)、『政治学の運命――高畠通敏・佐々木毅・三谷太一郎の政治学』(吉田書店、近刊)など。
【目次】
Ⅰ 生涯
戦前編
- 1 家庭環境
- 2 一中、一高時代
- 3 戦争と学問
- 4 召集と敗戦
戦後編
- 5 「超国家主義の論理と心理」
- 6 平和問題談話会
- 7 療養生活
- 8 60年安保
- 9 東大紛争
- 10 復活の日々
Ⅱ 著作
- 1 『日本政治思想史研究』を読む
- 2 『現代政治の思想と行動』を読む
- 3 『戦中と戦後の間』を読む
- 4 『日本の思想』を読む
- 5 『忠誠と反逆』を読む
Ⅲ 現代的意義
- 1 近代日本の評価について
- 2 日本の戦争責任について
- 3 日本社会の根本的変革について
- 4 日本文化の型について
- 5 学問をする喜びについて
今、丸山眞男を読む意味─補訂普及版への付記
あとがき
略年譜